今回はいきなり写真から!
ばん!
夏に一日限定で登場するスパの紹介です!
気持ち良さそうですねー
水の透明度は高く無いですねー
景色はイマイチかな?
ショベルカーもいますねー
さらに魚もいます…
…
ごめんなさい。
そろそろ悪ふざけやめます。
実はこれ毎年お盆の恒例行事「黒部川きときと魚のつかみ取り大会」の様子です。
おいおいお前最近別のところでも魚掴んでなかったか?
と言う突っ込みは辞めてください。。。
さてこの掴み取り大会ですが主催は漁協です。
そして何が凄いかってその放流数。
なんと2万匹です。
しかもニジマスとかじゃ無いですよ。
アユ、ヤマメ、イワナさらにはウナギまで。
さらにさらに参加無料です。
こりゃ行くしか無いでしょ!
って事で行ってきました。
結果アユ2匹、ヤマメ2匹と家族4人にはちょうど良い数を確保できたわけですが、他のつかみ取りと比べると難易度が段違いに高いです。
何がそんなに他と違うかと言うと障害物の少なさ。
当たり前ですが魚達は人間に捕まえられまいと逃げます。逃げる先は岩陰や川の淵、いわゆる障害物の近くです。我々人間はその習性を逆手にとって、障害物のところで待っているのがつかみ取りの定石なのであります。
ところがどっこい、このつかみ取り大会はこの日のためだけに、仮設的に作られた人工池です。魚が逃げ込める障害物はほとんどありません。
大量の人間が魚を追い回す為、水も濁って魚影も見えません。当たり前ですが勘で捕まえられるほど運も良くないです。
と言うわけで難易度が高い訳です。
じゃあどうするのかって話になりますが、流石人間様は賢いです。
障害物がなければ作っちゃえー
と言うわけで皆さん思い思いの場所で足を広げて入浴します。
あとは自分の足と足の間に逃げ込んできた魚達を捕まえれば良いわけですが、こうして黒部川スパリゾートが出来上がるわけであります。
こんな汚い水の中に腰まで浸かるなんて、理由がわからなければ、なんとも理解し難い不思議な風景ですよね。
とは言え子どもも大人も楽しめる富山のビックイベントです。富山県民に限らず、お盆休みで富山にお越しの方も是非とも行かれてはいかがでしょうか?
と言うわけで来年以降の為に注意事項などなどまとめておきます。
①雨でも諦めない!
→実は今年の大会前日は超大型台風10号が中国地方を直撃しており、当日の朝の富山市はかなり雨が残っていました。行くのを躊躇うほどの雨だったので、8時半頃に漁協のHPを見ましたが情報は無し、漁協に電話は繋がらないと言う状況でした。とりあえずダメ元で行ってみましたが着く頃には雨も落ち着き、無事開催されました。状況的に小雨になったから開催したと言うわけではなさそうです。聞けば去年も雨だったとか。
と言うわけで1つ目の注意は、雨が降っていても、どうせ濡れるんですから、とりあえず行ってみましょう!
②持ち物
まずは必需品から
・軍手
→素手では魚が滑ります。100円均一でOK!
・サンダル
→石がゴロゴロしてます
・汚れても良い上着
→足を広げて水に入るので、上着には泥がいっぱい付きます。
・短パン
→足を広げていると、逃げ惑う魚達がふとももやふくらはぎに優しく触れてきます。足のセンサーを敏感にする為にも、足をなるべくたくさん出すことをオススメします!
・網袋
→取った魚を入れておく用ですが、水の中で座って漁をします。魚が取れるたびに陸に上がるのは面倒くさいので、バケツやクーラーボックスも必要ですが、まずは網袋が必要です。
次に持込禁止
・網、タモ
→これは絶対ダメです。もってると漁協のおじちゃん達に容赦なく怒られます。魚がどんなに欲しくても使っちゃダメですよ!
③アクセス
まーこれは着替えや、取った魚の事を考えると電車と言う選択肢は少ないかもしれませんが、一応生地駅から徒歩15分くらいなので行けなくは無いですね。でもシャワーなどの設備はおろか、着替えスペースなんかも無いのでマイカーがベストです。駐車場は河川敷を使っていて一杯あるのでご心配なく。
④日程
今年は8/16でした。
原則8/16固定のようです。
10:00開始でスタートは花火が合図ですが来年以降も同じかどうかはわからないので、皆様確認の上ご参加ください。
ただどうしても8/16は都合が悪いと言う人は、別日、別会場が用意されてます。
主催の漁協ですが、黒部川内水面漁業共同組合という正式名称ですが、支部が何カ所かあります。いくつの支部があるのか全数はよくわかりませんが、黒部支部、入善支部、宇奈月支部と3カ所の支部が同様のつかみ取り大会を行っています。
しかも入善支部に関しては今年の夏は追加もあり、計2回の開催だったようです。
ちなみに今年の参加者ですが、黒部支部3000人、入善支部@墓ノ木2500人、入善支部@舟川800人、宇奈月支部100人だったようです。
アクセスのし易さ、日程、参加人数(予測)に合わせて参加されてはいかがでしょうか。それにしても今回の3000人参加、2万匹÷3000人=6.6匹/人。参加者がまだまだ増えても余裕ですね!
⑤裏技
さて最後につかみ取りの裏技です。
短パンで腰まで浸かったし、準備万端!さー来い!
と意気込んでも素足に触れる魚の感触がどーにも絶えられない!
もしくは足を開脚すると痛くて魚どころじゃない!(私はこれでした笑)
っていった理由で魚が捕れなかった方。
ちゃんと魚を捕まえるチャンスがあります。
1つ目は終了間際の放水時。人工的に貯めた池なので、終了前に水のせき止めを解除します。みるみるうちに水位が下がり難易度がかなり下がります。まずはここでがんばってみましょう。放水路で待ち構えるのもチャンスです。この段階でもかなりの魚が残ってます!何てったって一人6匹はもらえる計算ですから!
それでも駄目なら2つ目のチャンスを待ちます。2つ目は終了の合図の後。
さすがにこの辺りになると魚の数が減っていますが、つかみ取り大会が終了しているのでタモの使用がOKになります。
大量にゲットして、そんなに採ってどうやって処理するんだ?っていう老若男女を横目に、最後まで待つのはつらいかもしれませんが、つかみ取りに行ってゼロ匹で帰るなんてもっとつらいです。全然とれなくても最後まで残れば良い事有りますよ!
という訳で私の参加した黒部支部の開催場所を載せて今日はこの辺で!