前回は天井を壊し始めたあたりで終わっていましたが、今日は天井を全部壊します。
と言っても特別な事は何もしません。天井ボードをバールで割って、出てきた下地を落としていくだけです。
さて鉄筋コンクリート造の建物の天井ですが、ほとんどの場合、上の階の床からこんなボルトで支持されてます。
吊ボルトなんて言ったりしますが、ネジになっているので、クルクル回して外すとこんな感じで穴の空いた形と、謎の釘が残ります。
錆びててわかりにくいですが、この釘、先端が見えていて、頭の広がっている方は何処にあるか分かりません。
え?
どーやって釘打ったの?
って思われた方はとても鋭いです。
実はこの釘はコンクリートを打つ前に使った釘です。どう言うことかと言うと下に図を書きましたが、先ほど吊りボルトが刺さっていた天井を吊る為の「インサート」ってやつを固定するために使った釘です。
というわけで、もうすでに役目を終えている釘なわけです。その為、全くいらない釘なんですが天井を貼っていたときは、隠れてしまうので、そのまま残っているというわけです。
ただ今回は天井を貼らないので、このままでは見た目が悪いですし、同じようなものが壁にも出ています。(今どきの工法では壁にこんなことはしませんが、、、)
天井は触らないので、このままというのも無くはないですが、壁は危ないので、除去します。除去の方法は切っちゃうのが一番。
ディスクグラインダーを使ってサクサク切っていきます。
さて、このディスクグラインダーによる切断は火花が出ます。ゴーグルを絶対する事。そしてもう一つ。火災に注意してください。
特に我が家と同じように、断熱材が施工されている箇所は特に要注意です。断熱材は最近こそ不燃性のものが出てきてますが、基本的に燃えます。
ディスクグラインダーも危ないので、怖い人は金切のこぎりを使うのも手ですし、げんのうで叩いて釘を左右に数回曲げれば、金属疲労で切断させることもできます。
もしくは釘を曲げて終わるのも、一つです。
数や自分の技量、リスクを考慮して方法を選択してください。
というわけで今日はここまでですが、解体工事は今回で終了です。
次回からは少しずつ作っていきますよ~
では最後はいつものビフォアーアフターです。