2020/03/10
経験と技術が頼り。
古民家は現代のように緻密に計算され、綺麗に製材された部材でできているわけではありません。ほぼ丸太のままのような、曲がっている材料もそのまま使っていて、各所が現場合わせで作られています。そうなると図面化するのは難しく、工事も結局大工さん任せになる部分が多いです。これから始まる小屋組内は、その最たる場所の為、大工さんの経験と技術が光ります。
前回足場ができたので、今日からは足場の上での作業です。足場上での作業第一段は壁作り。
前回と同じイメージ写真ですが、天井のあった部分(着色部)より上は壁などは無くスカスカです。
イメージ通りの空間を作るにはここに壁が必要で、この壁作りが今日の作業。
と言うわけで、小屋組(屋根を構成する構造フレーム)の間に壁の下地となる木材を格子状に設置していきます。
古民家の場合、小屋組の木材がクネクネしていたり、大きさがまちまちだったりとしているため、そういった場所との納まりはかなり興味深いです。
適当じゃない?なんて思わないでくださいね。あとから壁に隠れるしこれで十分なんです!と言うわけでこの壁の下地を合計4面作って今日の作業は終わりです。
明日は何をするんでしょーねー?