更新が遅くなってすみませんでした。古民家の見積対応図面作成で寝る間も無くて…
寝ましたが(笑)
と言うわけでシリーズ第3弾。
富山の定番土産のます寿司レポートです。今日は私も初めてのお店に挑戦です。その名も「なかの屋」さん。本社は田中町と言う場所にあります。
この建物、看板が無かったらます寿司屋さんだってわからないかもですね。ちなみに、ます寿司と言えばその昔原料となるマスが神通川で取れていたので、富山市街の西側に店舗が多いのですが、なかの屋さんはその逆の東側になります。なんでなんでしょーねー?
では前置きはそれぐらいにして、早速食べていきますが、7日に買ったので2日程度は日持ちするようです。富山駅で買いましたが、本店で買うと違ったりするのかどうかは定かではありません。
梅鉢の家紋が入った緑のパッケージです。紐で十文字に留めてあり、オーソドックスな包装ですね。何故梅鉢の家紋を使っているのかはちゃんと解説が左上にありますが、前田藩の家紋だそうです。
次に毎度お馴染みの原材料チェック。
こちらもオーソドックスに「ます(サケ類)」。とりあえずサクラマスでは無さそうですが、季節によって違うとは思いますが、北海道羅臼産のサケが使われている様です。何故分かるかって?
じゃーん!
お店の横にトロ箱が積んでありました…ってかお店の前なんだし、もうちょっと整理しても良さそうですが、駅で買えるし、わざわざ本店に来る人なんて少ないんでしょーね。
話が逸れましたが開封していきます。
こちらも普通の梱包です。おしぼりと箸とナイフが付いてます。
いつもどおりゴムを外して、ひっくり返して、桶の底を外します。
毎度の事ですが綺麗な笹でございます。いつもよりちょっと濡れ感があるかな?と思いつつナイフを入れる前にチラ見します。
!!!
お!
お!
ここへ来て変化球です。
これが変化球と気付く方はかなりのます寿司マニアですぞ!分からない方の為に、初回のせきの屋さんの写真を参考に載せます。
どおです?わかりました?
なかの屋さんのはマスが下にあります!
それって重要なの?と思われるかも知れませんが、これは製法と関わっているので、意外と重要です。
どういう事かと言うと、いつも開封時に桶をひっくり返しているので、今の写真上部になっている面は、桶の底の部分です。
と言うことは、普通は笹を並べた後に、ますを桶の底にひいて、その上に米を載せて押し寿司にしていきます。ところがどっこい、なかの屋さんはその逆になっているで、米を先に入れて、最後にマスを載せていることになります。
何故そうしているのかは、想像の域を出ませんが、マスを柔らかく保つ工夫では無いかと思っています。先に米だけ押してからマスを載せる、そうする事でマスを必要以上に押す必要が無く柔らかな食感を保っている、と言う事なのでは無いでしょうか?
さてさて、またしても話が逸れましたが、そんな工夫による効果を期待しながら実食です。
お!
やわら…
甘!
えと、確かに他よりレア感がある気がするのですが、それよりも甘味が前面に出てます!多分今まで私が食べたます寿司の中でダントツの甘さです。
この甘味がサケから引き出された甘味なのか、はたまた砂糖による甘味なのかは定かではありませんが、とにかく甘いです。
旨いか不味いかは、個人の好みもあるのでいつも通り言及しませんが、こんな味付けもあるんだなー、とます寿司の奥深さを感じた「なかの屋」さんのます寿司でした!