今回でこのブログも60個目の記事となりました。
年明けとともに開始して気づけば半年以上。
知り合いへの口頭告知や、このブログでも以前ちょこっとだけ触れてましたが、いよいよ本来このブログを立ち上げた目的の古民家改修プロジェクトを始動させます。
ブログの方も少しだけですが、リニューアルしています。カテゴリの検索などPCの方限定ですがし易くなっています。
これからも引き続き富山の魅力を発信しつつ、古民家改修プロジェクトをリアルタイムで報告させていただきます。今後とも「とやまらいふ」をよろしくお願い致します。
では早速、古民家改修について記事を書いていきたいと思います。
原則リアルタイムでの投稿を目指しますが、昨年末の古民家との出会いから書いていくため、しばらくはリアルタイムでは無い事をご了承願います。
では行きます!
2018/12/13
古民家との出会い
知り合いから紹介された大正10年生まれの民家。決め手は、「おおらかに住む」という事。古民家独特の空間のおおらかさは、生活そのものに余裕や余白といった「おおらかさ」を与えてくれるんじゃないか?そんな思いとの出会いでした。
富山にUターンをする前からですが、県内を走り回って新居の土地を探していました。家族4人と私の祖母、両親の三世帯が暮らす新居用です。いろんな考えがありますが、私と妻の土地探しの条件は、都会的な駅近とか、スーパー近とかいった条件はなく、単純に「富山だからこそできる生活」という条件でした。
立山連邦が綺麗に見える場所。
富山平野が一望できる高台。
地下水も豊富だからおいしい水が出る場所。
お祭りなど伝統文化がある街。
そんな富山だからこそできる特別な何かを求めて約1年以上探しました。候補が絞られ、もうほとんど決めかかっていたその時、父親の知り合いから古民家売買の話を聞きました。当然話だけ聞いていても状況もわからないので、早速お宅訪問。
立派な門を抜けると、立派な庭。
庭の先にある木造平屋建ての母屋。
入口を入ると大きな扉のある広い玄関。
そしてその先には8畳間が9個…72畳間(笑)
他にも蔵やら、茶室やら。
雨漏りの跡や、畳やフローリングの痛み、設備の老朽化は有りますが、とても100年近く建っている建物とは思えないほどしっかりしていましたし、耐震診断上も問題ないとの事。
とにかく土地も建物も広い!
富山だからこそできる特別な何かとして、私は「おおらかに住む」っていうのも有るかな?って思ってました。富山は場所にもよりますが、坪5万円も出せばそれなりの土地が買えるほど土地が安いです。(いろいろ妥協できたら坪1万円なんてのも夢じゃないです。)広く住めるのも、富山だからできる特別な事だと思うのです。また、条件が合致した古民家を譲ってもらえるのも、実家のある富山ならでは。他にも100年残った遺産を守りたいとか、過去から学べる事もいっぱい有るんじゃないか?って思ったりとか理由はありますが、年明け前には正式に譲ってもらえるようお願いをしました。
持ち主の方としては、住む人がいない為、取り壊したい状況だけど、長きに渡って守ってきた家を壊したくない。できる事なら上手に活用できる人に譲りたい。という思いがあったそうです。
お金をかけて建てて、本当に大切に使ってこられた事がわかる民家です。プレッシャーもありますが、もう一世紀。とまではいかなくても半世紀は素敵に過ごせる民家に改修していきたいと思います。
稚拙な文章、つっこみどころは満載かもしれませんが、よろしくお願いいたします。