待ちに待ったホタルイカの発光ショーがホタルイカミュージアムで先週から始まりました!
というわけで、今日はホタルイカファン必見のホタルイカミュージアムのご紹介。
ホタルイカミュージアムは前回紹介の射水市の反対側、富山市の東隣の滑川市にあります。
竣工は1998年。
建物の設計はイギリスの建築家のトム・ヘネガンさん。
日本国内はもとより富山県での実作が多く、また国内外の大学で教鞭をとっていらっしゃる有名な建築家の一人ですが、このほたるいかミュージアムでは中部建築賞も受賞しています。
建物は水盤に囲われた、楕円の平面になっています。
海岸にあることから外観は船のようなイメージしたのでしょうか?
それともほたるいか?(笑)
さて内部ですが、入場すると階段があって2階に登らされます。
2階にはギャラリーやシアターがありますが、動線的には下の階に続くスロープに誘導されます。
で、このスロープはホタルイカが通常生活している水深2000m~600mへ潜っていく事をイメージして「深海プロムナード」と名前がついています。
そしてそのスロープを降りきると現れるのが「泡」とヘネガンが呼んでいる半球体の物体。
「泡」にはトップライトからの光が柔らかく降り注いでいますが、この「泡」の下の空間がホタルイカミュージアムのハイライトで、なんと、水たまりになってます。
水たまりがなぜハイライトか?
それは…
わかります?
毛ガニさんが住んでます。
他にもズワイガニさんも住んでます。
そして水たまりの周りではホタルイカさんに触り放題です!
少しの時間なら水から出してもオッケーです。
1つだけ禁止事項があります。
わかりますよね?
そうです、食べてはいけません(笑)
あ、カニさん達もさわれますよ〜
ハサミで抵抗されますが…
水たまりの周りにはホタルイカの解説や、漁の方法、イカ釣り遊具やお魚クイズ、食が超細い事で有名なダイオウグソクムシを観察する事も出来ます。
と、発光ショーの事を書くのをすっかり忘れてました。
いや、忘れたわけじゃないんですが、発光ショーは一切の撮影が禁止なんです。
だからネタがなくて…
発光ショーは水たまりのすぐ横で約30分毎に100人/回で見ることが出来ます。
映像での解説に加え、早朝に取ってきたばかりのホタルイカの発光を見ることができます。
ホタルイカミュージアムは年中やってますが、発光ショーが見れるのは3月下旬から5月下旬までと短い期間です。
この期間に行った方は是非ご覧ください。
ちなみに先ほど各回100人と書きましたが、最前列の四組だけは、ホタルイカの発光を直近で見ることができるので、余裕のある方は早めに並ばれるのをお勧めします。
4月に入って何故か寒さが戻ってきてますが、暖かな日はホタルイカの身投げが始まってます。まだまだ数は少ないですが、今年こそ綺麗な写真を撮りたいと思います。
では先週の夜中に浜辺で拾ってきたホタルイカ達の写真を載せて終わりたいと思います。