最近更新が遅くてホントごめんなさい!
今日は脱サラシリーズ第3弾。
第1弾は日本国で生きていくために最低限必要な手続き。
第2弾は建築家として生きていく為に最低限やらなければいけない事でした。
そして今回は老後の為にやっておいた方が良い事をお伝えします。「老後」と書いたのでお分かりになる方もいらっしゃると思いますが、今回は「年金」の話です。
いやいや第1弾で年金の話してたじゃないすか!って思われた方はとても鋭いですが、実は年金にはいっぱい種類があります。
これもサラリーマン時代はほとんど意識されてなかったと思います。というか国民年金同様、勝手に会社がやってくれてました。
さて、いっぱい種類があると書きましたが、「国民年金」「国民年金基金」「確定拠出年金」「厚生年金」「企業年金」「個人年金」あたりがキーワードになってきます。公務員まで含めるとややこしくなるので今回は割愛しますが、これだけでもなんのこっちゃ分からないですよね。
というわけで分かりやすく図にしてみます。
少しわかりやすくなりました?
年金はこんな感じで縦に積まれて構成されてます。第1弾で書いた日本国民が加入しなければならない国民年金が一番下にいるのがお分かりいただけますでしょうか?
そしてサラリーマンは国民年金のほかに、厚生年金やら企業年金やらと言ったものに会社が勝手に加入してくれてます。
とすると「国民年金にしか入っていない自営業の人」と「サラリーマン」は何が変わるでしょうか?
正解は将来もらえる年金の額になります。
まーそりゃあそうですよね。サラリーマンの方が国民年金の分以外にも企業年金や厚生年金がもらえますから。
じゃあ自営業の人はどうしたら良いの?
ってことで図の左側を見てください。「国民年金」の上に「国民年金基金」と「個人型確定拠出年金」それと「個人年金」が乗っかっていますね。
まあ早い話が、こいつらに加入しましょう!っていう話です。
メリットもいっぱいあるので、独立した方はちゃんと調べて、将来に備えた方が良いと思います。とはいえ老後の事なんか考えねーよ!なんて言うワイルドな方もいらっしゃるでしょう。
そんな方も、脱サラした人は今まで積み立ててきた「企業年金」をどこかに移さなくてはいけません。「厚生年金」はサラリーマン時代に払っていた分が国民年金分に上乗せされて将来受け取れるのでほったらかして大丈夫ですが、「企業年金」はちゃんと移管の手続きが必要です。
そこで移管先になるのが先ほど登場した「個人型確定拠出年金」または「企業年金連合会」のどちらか。大きな違いとして前者は「確定年金」、後者は「終身年金」です。
何が違うのか分からない方は下の図を見てください。(注:横軸は年齢、縦軸は金額)
ざっくりいうと、一定期間にまとめてお金をもらうのが「確定年金」、死ぬまでずーっともらえるのが「終身年金」です。長生きすると得するのが「終身年金」、早々にこの世を去る方にお勧めなのが「確定年金」になりますが、将来の事なのでだれも分からないですね(笑)
あとは個人型確定拠出年金は「自分で運用」する必要があります。掛けたお金より増やすことも、反対に減らすことも自分次第。といった違いがあります。また自営業の人が入れる「国民年金基金」はベースが「終身年金」です。「国民年金基金」にも加入される方は今まで掛けてきた「企業年金」分は自分で運用して「確定年金」にしておいても良いかもしれません。
とはいえ脱サラして事業が軌道に乗るかどうかも分からない中、どうしたらよいか分からないことも事実だと思います。一方で今回記載はしませんでしたが、「国民年金基金」も「個人型確定拠出年金」も全額所得控除になるため、節税効果が高いです。
起業したてはやることがいっぱいあって、それどころじゃないかもしれませんが、一度調べてみることをお勧めします!
というわけで今日は老後の為にやっておいた方が良い事を書きました。
ではまた!