なかなかこのシリーズが書けてなくてごめんなさい。実はゴールデンウィーク明けには完成してたのですが、なかなか書けなくて…
と言う訳であと数回でシリーズ完結ですが、本棚を作っていきます。
今日は下準備編。
材料は前回と同じく集成材。としたい所ですが、大蔵大臣(表現が古い…)からOKが出なかったので、ランバーコアを使います。さてこのランバーコア材、あまり馴染みが無い方も多いと思いますが、一言で言うと、表面だけ綺麗な材料を使った木材です。
芯材にファルカタ材と言う名前の、とっても安くて扱いやすい材を使っていて、その表面にシナ合板やラワン合板などが貼られています。さて、ここで聴き慣れないファルカタ材と言うワードが出ました。そして先程、木材であるとの解説をしたのですが、実はこのファルカタ材、カテゴリー的には木ではなく草の一種として扱われる事もあるそうです。桐に似ているので、桐をイメージしていただけると良いかもしれないです。成長が早く、しかも軽い、柔らかいと言った特徴があり、非常にリーズナブルな価格で購入できます。また、カッターで切れるくらい加工がしやすい為、DIY向けの材料の一つです。ちなみに桐も草の一種らしく、漢字で木と同じと書く理由はそこにあるみたいですね。
さて、良い事尽くめのファルカタ材ですが難点もあります。木目があまり強くない事、メリットである柔らかさも、キズが付きやすいと言う点ではデメリットです。
そんなデメリットを解決すべく、表面に綺麗な材を貼って作ったのがランバーコアになるわけです。
さて前置きが長くなりましたが、今回は表面にシナ合板を貼ったシナランバーコアを使います。調達にはインターネットを使います。送料はかかりますが、探す手間やら運ぶ手間を考えると、アリだと私は思います。
と言うわけで、総額10万弱の切断済みの材料が搬入されます。
一通り検品をしますが、ネットで購入しても、とても綺麗に梱包してくれるのは大変ありがたいですね。
梱包を解いたら早速組立てる前の下準備を始めます。具体的には棚の位置とダボの穴の位置のマーキング、そしてダボの穴あけです。
ダボは机の脚の棚を作った時のような金属のものではなくて、木製の奴を使います。こんなやつです。
此奴が棚を支えるので、なるべく長く、太いものを使った方が良いですが、板厚を超えるわけにはいかないので、太さは板厚の1/3を目安に調達します。道具はドリルと差金が有ればOK。当然ですが、ダボの穴の大きさに合ったドリルの刃も忘れずに用意しておきます。それと穴を深くし過ぎないように、ストッパーもあった方が良いです。
あとは必要な場所にひたすら穴を開けます。穴は開け直しができない事、そして棚の水平を決めるなど、結構重要な作業なので慎重に進めます。
ちょっと数が多すぎますが、一気に全部開けます。そして最後に土台となるパーツの裏にウレタンゴムを貼り付けます。こうする事でガタガタしたりせずに済みます。
と言うわけで下準備はこれでおしまい。次回は組立て編です。そして今回は準備編だったのでビフォアアフターは無しです!