今週のお題「おうち時間2021」だそうです。
お題がぴったりだったので久しぶりに今週のお題投稿します。
といいつつ内容は事務所改修DIYシリーズ11回目になります。
天井、壁ときましたので、今日は床です。床も天井と壁と同じくコンクリートの躯体のまま仕上げます。
コンクリートならなにもしなくて良いんじゃないの?なんて声が聞こえて来そうですが、コンクリートはそのまま使っているとちょっとずつ削れてきます。でもって削れた削りカスが部屋を段々汚していきます。
OAフロアと言う床をご存知でしょうか?オフィスなんかで、床下に配線をするために、コンクリートの床の上にもう一枚床が敷いてある床の事です。つまりコンクリートの床はOAフロアに覆われているわけですが、そんな露出していないコンクリートの床もコンクリートカスが出ないように、「防塵塗装」という塗装をします。
引用→http://www.ky-tec.co.jp/oa/lineup/qf/index.html
話がそれましたが、それ以外にもコンクリートは汚れが染み込んでいくので、コーヒーなんかをこぼすと汚れが取れなくなります。結論としてコンクリート床をそのまま使うのはお勧めできません。というわけで、我が家も「防塵塗装」をします。
ただ今回はちょっと変わった試みをしようと思います。その名も「なんちゃって墨モルタル」また新しいワードが出ました!「墨モルタル」。
なんじゃそりゃ?
って感じですよね。建物の床で黒っぽいコンクリートの床を見たことは無いでしょうか?おそらくそれが墨モルタルの床だと思いますが、その名の通りモルタルを打設するときに「墨」を混ぜ込んでいるため、床が黒っぽく仕上がります。
日本人になじみのある墨を使う事で、なんとも落ち着いた床を構築できるので、私は大好きです。今回の床もそんな床にしたいなーと思っていました。
ただ、鋭い方ならすでにお気づきだと思いますが、我が家は改修工事なので、すでに床のモルタルは打設済みです。今からまたモルタルを上に重ねるのは、何ともナンセンスですし、荷重が増えるので構造的にも心配です。
というわけで、あきらめかけていたのですが、天井を塗った時に余った塗料(黒)があったことを思い出します。
もちろんそのまま塗ってしまっては真っ黒になってしまいますが、水性塗料なので水で薄める事が可能です。
当然の事ながら、薄め過ぎると塗料の付着力が低下したり、色むらが出来るため、薄めても10%くらいが限度です。ところがどっこい、今回は上から防塵塗装をするので付着力の低下を気にする必要はないですし、墨モルタルは色むらがあった方が、むしろかっちょ良いです!
と言うわけで、天井に塗った塗料を水で薄めて床に塗って行きます。
ちなみに水の量は適当です。目立たない所や、家具の下になる所に試し塗りしながら調整するのが良いと思います。
もう少し黒くてもよかった気がしますが、なんちゃってなので無問題です。
コンクリートへの吸込み量が違ったり、タイルカーペットのノリが残っていたりと、かなりのムラがありますがなんちゃってなので無問題です。(また言ってる…)
そんなこんなで全面を塗り終えて、乾燥した段階でやっとこさ防塵塗料を塗って行きます。
今回使うのはこれ。
大同塗料さんのユカクリート。
この辺はホームセンターよりネットの方が良いかもしれないです。と言うのも価格に結構な差があったり、専用の薄め液が必要だったりと、ただ塗れば良い物ばかりじゃないからです。私が買った物は、水で薄まりますし、艶消しで、価格もそこまで高くない商品ですが、扱いに注意が必要です。
すげ〜怖い事が書いてありますね(笑)
さて、ではでは塗っていきますが、いきなり時間が発生します。
わかります?
なんか青白い…
このまま乾いたら災難です!
と、思っていたら段々白さも青さも無くなっていくではありませんか!
説明に無かったので焦りましたが、多分塗った所がわかりやすいように、色がつけてあったんだと思います。スティックのりで同じような商品がありましたねー
そんなこんなで床を2回塗って完了です。もう横になってもコンクリートの粉がつかないので、床で寝る事だって出来ちゃいます(笑)
では最後にいつものビフォアーアフターです。