2020/04/09
塗らない珪藻土
誰が考えたかわからないですが、世の中には塗らない珪藻土があります。最近では車の色を変えたり、電車の色や広告など「塗り変え」ではなく「貼り替え」をするラッピングが流行ってますね。子どもの工作なんかもノリよりセロテープです。お陰で我が家のセロテープ消費はとても多いです。貼る事が決して簡単ではないでしょうが、1つの選択肢として用意されている事はとても素敵な事ですね。
では行きます。小屋組の色がついた所で、軒裏に壁紙を貼ります。一言に壁紙と言っても、織物やビニルだけじゃなくて、珪藻土の壁紙、その名も珪藻土クロスと言ったものまであります。
そして今回使うのがまさにこの珪藻土クロス。
ビニルクロスより施工に気をつける事がいくつかありますが、壁紙なので基本は一緒です。
販売元もサンゲツさんですし、ちゃんと不燃認定もされてます。
さて、小屋裏に施工すると冒頭にお伝えしましたが、このブログの読者さんなら、壁は珪藻土を塗るのに、小屋裏はクロスなの?なんて思われるかもしれません。
その理由はコストと補修性になります。
まずコストですが、業者さんにもよりますが、今回は珪藻土を珪藻土クロスにするだけでコストは3分の1以上です。
一方でクロスの補修は結構めんどくさいです。どこまで綺麗にするかにもよりますが、綺麗に直すには、1箇所に傷が付いたり剥がれたりしただけで、全面貼り替えです。
しかも珪藻土なのに剥がれてたりしたら、なんだ、クロスか!って思われちゃいます。
その点珪藻土なら、傷の付いた箇所だけで補修はOK。多少の傷もヘッチャラですね。
と言うわけで、壁は珪藻土にしますが、傷の付くリスクが低い天井面は、珪藻土クロスにした。と言うわけです。
クロス施工前の写真です。ボード面にクロスを貼る時は、目地やビスの穴が目立たない様に、パテで平滑にしてから貼っていきます。ボードより色の薄い点がビス穴隠しのパテ、連続してるのが目地隠しのパテですね。
貼った後はこんな感じです。
上側がクロスを貼った天井面。それ以外が珪藻土の下塗りを終えた壁面です。
壁の方はちょっとクリーム色がかってますが、下塗りなので無問題です。
それにしても白のお陰で空間がとても明るくなってきましたねー
カシューを塗った木材とのコントラストも素敵ではありませんか!