シリーズ第四段。富山のます寿司です。
今日紹介するのは「千歳」さん。
何故千歳さんかと言うと、かなり良く通る道にひときわ目立って建物があるから!
と言うわけで今日は千歳さんです。
前々から気になっていたのですが、実際食べたのは初めてでした。
さて、建物が目立つところに有ると言いましたが、こんなとこにあります。
目の前に神通川、そしてその先に富山の中心市街地、さらにその向こうには立山連峰一望!
多分花火大会なんかも特等席です。路面電車が唯一神通川を渡る、富山大橋のすぐ脇にあります。富山市民の方なら通った事は無いと言っても過言では無いほど有名ですね。
今日はそんな素敵な場所に本社を構える千歳さんのます寿司です。
まずはパッケージから。
なんと今まで紹介してきましたます寿司共通のアレが有りません!
比較の為に青山さん。
わかりました?
千歳さんは「紐」がありませんね。
一体パッケージの紙をどうやって留めているのでしょうか?裏でセロテープとか?
違いました。
なんと包んである紙全体がなんとシールです。しかも剥離紙は四隅しか剥がしていないので、大半は接着されてません。何故シールなんでしょう?食べた後何処かに貼っておけ!と言うメッセージなのでしょうか?
全くの謎であります。
そして謎はこれだけではありません。なんと包み紙は2枚構成です。側面用と上部用と分かれているではありませんか!
先ほどのシールになっていた上部用を取った状態ですが、桶の周りにもう一枚紙が巻いてあります。
手間が掛かってます。何故にここまで面倒な事をしているのか?
答えは側面の紙を剥がすと分かります。
なんと、桶の側面がプラスチックです。木製じゃ無い桶は初めてです!
恐らくこれを隠す為に側面の紙が有るのだと想像出来ますが、こんな桶があったんですね。
多分コスト的に有効なんでしょう。確かに桶を再利用する人なんて、ほとんどいないでしょうから、開封して間もなくゴミ箱に行くくらいならプラスチックにしちゃえ!って言う考えもありですよね。
さて、桶に気を取られて大事な儀式がまだでした。まず原材料チェック。
「鱒(サケ類)」ですね。
そしてパンフレットチェック。四つ折りになっているので真ん中から開きます。ドーン!
おおー
千歳さん前からの先程の写真(超綺麗版)です!さらに真ん中から開きます。
いつも通りのマス寿司の説明ですが気になる説明があります。庶民がなかなか口に出来なかったます寿司を、一般に広め、富山に定着させたのはこの千歳さんのおかげ、とのことです。
なるほど、先程の桶の合理化なんかも、庶民が買いやすい様に、コストを下げる1つの工夫なのかもしれませんね。
と言う事は味も庶民向けなのでしょうか?楽しみです。いつもどおりゴムを外して桶をひっくり返します。
笹がバランだったらどーしようかと思いましたが、そこまではコストダウンされてませんでした。流石に開けた時の香りは犠牲に出来ないですよね。
さていつもどおり笹を1,2枚めくってみます。
おお!千歳さんも前回の「なかの屋」さんと同じくマスが後のせタイプです。後のせの意味がわからない人は前回ブログを参照ください。
さて実食ですが、私の感想としては「普通」です!普通と聞いて悪い印象を持たれない様に補足します。別の言い方をすると「上品」です。最初からそー言えよ!って怒られそうですが、私のイメージの中にある、ます寿司のまさにスタンダードとか、原型に非常に近かったので普通と書きました。甘かったり、マスが柔らかかったり、酢が強めだったりと言ったパンチや特徴と言ったものが無く、とても上品にまとまっている気がしました。元々が川魚料亭だというのもその理由もしれないですね。そんなこんなで、私も上品に食べていた為になんと写真を撮り忘れると言う大失態…
気づいた時には完食してました。なのでもう写真はありません。ゴメンなさい。
と言うわけで今回はここまでー
最後に千歳さんの場所です。立山連峰が綺麗に見えてる日に是非!