とやまらいふ

富山にUターンした82年生まれ男子の富山の魅力発信と古民家改修ブログ

事務所改修DIY⑥

工事がのんびり進んでおりますが、図面めいたもの、改修後のイメージなどを出したことが無かったので、ここらで出していこうと思います。

まずは図面からですが、母家を改修した時と同じく、まずは実測をして現状を図面化します。

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相変わらずの汚いスケッチですが、この情報から図面化していきます。

www.tomtoy.site

 CADデータとして入力していくわけですが、技術の進歩は早く、すぐに3Dでも確認できます。BIM(BIMの解説は過去の記事↑参照)なんて言ったりしますが、こんな感じになります。

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下が現地写真で、パースの方が幾分綺麗ですが、空間の広さのイメージはぴったりです。

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さて、この現状の図面に新たに作る物を描いていきます。とは言え今回は部屋を増やすわけでもないので、書き足すのは本棚とテーブルくらいです。

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まずは作業テーブルですが、我々建築家はIT化が進む現在も結構大きな作業スペースが必要です。もちろん昔に比べれば大きな製図板も要らないですし、パソコンだって小さくなりました。図面も小さくなり、模型も3Dプリンターで作る時代です。とは言え、実際に使う材料を並べたり、検討用の模型なんかは考えながら作ったりするので、やはりそれなりの机が欲しいです。大きな設計事務所であれば、作業スペースを個別に作れば良いのでしょうが、小さな1人事務所にはそんな余裕はありません。と言うわけで今回は真ん中に目一杯大きなテーブルを置いて、その上でなんでもしちゃう事にします。

また大量の本が格納できるよう、1番長い壁面(図面下側)は全部本棚にしてしまいます。真ん中に掃き出し窓が有って外に出られるので、窓の部分は本棚にしませんが、それなりに格納出来そうです。さてここで悩ましいのが、どんなサイズの本を入れるか?ということ。前述した通り、今ではほとんど見なくなりましたが、一昔前は図面と言えばA1とかA2が当たり前でしたし、今でもA3は必要です。一方で我々の使う本は大半がA4以内でおさまります。どのサイズまで入るようにするかちゃんと考えて、設計しなければいけません。

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と言うわけで今回は、本棚を3つ設置します。先ほど書いた、1番長い壁はA4立て置き対応。そして部屋の突き当たりがA3横置き対応の奥行きが深い本棚。そしてA3縦以上のものは机の下と言う感じです。

これだけバリエーションが有ればなんとかなるはず…

それと突当たりの窓(図面左側)ですが、ここは掲示板にしたいので、塞いじゃいます。図面でお分かりかと思いますが、この部屋は4面に窓が有って明るい反面、壁が少ないのが難点です。予定表や検討中のパースなどを貼る場所がほとんど無いのです。と言うわけで1番ちっちゃな窓は掲示板のために塞ぐ事にしました。

そして最後は複合機置き場と水屋です。複合機は卓上タイプのもので、50センチ角のスペースが必要です。水屋はケトルが置ければ、後は机の下に棚でも作れば十分です。複合機の補給紙も机の下に置いちゃいます。

そんなこんなで、出来上がった完成イメージがこれ。

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照明は机の上の作業や掲示の内容に合わせて色々変えられるように、ライティングレールを設置したり、掲示板の上に間接照明を入れる予定です。

と言うわけで今日はここまで。

ではまた〜